今月のピックアップ : 元気な商店街 :  江平2丁目商店街「わけもん会」
元気な商店街


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江平2丁目商店街「わけもん会」

江平2丁目商店街「わけもん会」

安産と子育ての神様で知られる「江平子安観音」。特に大祭は江戸時代から続く歴史あるお祭りとして例年多くの来場者で賑わっています。商店街をはじめとした地域の方たちの協力でこの伝統を守り続けています。そこで注目したいのが江平2丁目商店街振興組合の理事、興梠秀広さん(大盛うどん代表取締役社長)の声掛けで始まった「わけもん会」です。

わけもん会は2年前に始めた商店街のバナー(宣伝旗)設置企画で、実行部隊として結成されました。商店街の若手メンバー数名のほか、地域の消防団、小学校の父親会など、興梠さんの活動に感化されて集まった地元の方々約20名で構成されています。
発起人である興梠さんを中心に、夏の子安観音大祭、冬のイルミネーション、えびす祭の資金集めやイベント企画、さらには江平発の太鼓チーム「江鼓伝(えこでん)」を立ち上げるなど精力的に活動しています。若手だけで突っ走るのではなく、理事会の助言を請いながら、地域全体を巻き込んでお祭りを盛り上げています。
江平子安観音大祭に昨年から登場した広告入りうちわも、わけもん会の企画です。自分たちで企業や団体を回り、1万2500本(34社)分の協賛を得ました。これを資金に、舞台イベントや抽選会などの新しい企画を実現させました。

■今後の目標
わけもん会メンバー全体が成長し、いずれは江平地区の守り手となっていくような会を作りたい、自分たちのまちだからできるだけ自分たちで何とかしたい、と語る興梠さん。ボランティアで参加するメンバーが負担を感じないように、「無理をしない」「楽しくやる」という事も心がけているそうです。

■元気な商店街からひと言
「後継者問題はもちろんありますが、今、自分たちが頑張って次の世代に引き継ぎたいと考えています。江平は地元愛・地元魂が強く、江平を応援し守っていきたいと思う方々がたくさんいます。お祭り、イベントを盛り上げ、地域の人たちに参加してもらって、地域全体の活性化につなげたいです。」

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